ステレオスコピック 3D プロジェクトのレンダリング

プロジェクトをレンダリングする場合、デフォルトでは、[プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスの[ビデオ]タブの[ステレオスコピック 3D モード]設定が使用されます。

別のレンダリング形式を使用する必要がある(例えば、左目と右目で別々のマスタを配信する、またはプロジェクトの複数のバージョンを作成する)場合は、レンダリング モードを変更できます。

TIP

サポートされている 3D レンダリング形式:

  • フレームと互換性のある形式のビデオ。プロジェクトの[ステレオスコピック 3D モード][サイド バイ サイド(ハーフ)][トップ アンド ボトム(ハーフ)]、または[ライン バイ ライン]に設定し、標準ファイル形式のテンプレートを使用してレンダリングします。

  • CineForm Neo3D(CineForm NeoHD、Neo4k、または Neo3D 5.1 以上が必要です)。ビデオ形式として CineForm を使用する QuickTime または AVI のカスタムレンダリングテンプレートを作成できます。このテンプレートを使用してレンダリングすると、CineForm のステレオスコピック 3D 形式をサポートしているアプリケーションで使用できる Neo3D ファイルが作成されます。

  • 2 つの別々のファイル。2 つのカスタム テンプレートを作成し、[カスタム設定]ダイアログ ボックスの [プロジェクト]タブを使用して、一方のテンプレートの[ステレオスコピック 3D モード][左のみ] に、もう一方を[右のみ] に設定できます。これにより、ファイルを別々にレンダリングするか、[ツール]>[スクリプトの作成] >[バッチレンダリング] を使用して左目と右目のファイルをレンダリングできます。

  • 次のテンプレートのいずれかと Sony AVC/MVC プラグインを使用して、ステレオスコピック 3D ビデオをレンダリングする際に 2 つのファイルを作成します。

    • MVC 1280x720-60p、25 Mbps ビデオストリーム

    • MVC 1280x720-50p、25 Mbps ビデオストリーム

    • MVC 1920x1080-24p、25 Mbps ビデオストリーム

    基本ストリームはフル解像度の 2D AVC ビデオで、依存ストリームは、もう一方の目のためのビデオデータが含まれる MVC ビデオです。

  • 次の設定のカスタム Sony AVC/MVC テンプレートを使用してレンダリングすると、ステレオスコピック 3D の再生を示す SEI フレーム パック配置メタデータを含む単一の AVC/H.264 ファイルが作成されます。

    • ビデオ形式AVC

    • ステレオスコピック 3D モード:サイド バイ サイド (ハーフ)

  1. [ファイル]メニューから、[名前を付けてレンダリング]を選択し、[名前を付けてレンダリング]ダイアログ ボックスを表示します。

  2. [フォルダ]ボックスを使用して、ファイルの保存場所を選択します:

    1. [フォルダ] ボックスには、ファイルの保存場所となるフォルダのパスが表示されます。下矢印 をクリックして最近使用したフォルダを選択するか、または[参照]ボタンを クリックして新しいフォルダを指定します。

    2. [名前]ボックスに名前を入力するか、 または[参照]ボタンをクリックし、 参照ウィンドウでファイルを選択して既存ファイルを置き換えます。

  3. [形式]ボックスを使用して、作成するファイル形式を選択します。

    ファイルのレンダリングに使用できるファイルの種類と形式が、[形式]ボックスに表示されます。形式を選択すると、[テンプレート]ボックスは、その形式に使用できる全てのテンプレートをリストアップします。

  4. [テンプレートのカスタマイズ]ボタンをクリックして、新しいテンプレートを作成します。

  5. [カスタム設定]ダイアログ ボックスで、[プロジェクト]タブをクリックします。

  6. [ステレオスコピック 3D モード]ドロップダウンリストから、プロジェクトをレンダリングするための設定を選択します。

    [プロジェクトプロパティ]ダイアログ ボックスの[ビデオ]タブの設定を使用する場合は、[プロジェクト設定を使用]を選択します。レンダリング時にプロジェクト設定を無効にする場合は、他のモードを選択します。

    NOTE

    ステレオスコピック 3D プロジェクトで [ツール] > [ディスクの書き込み] > Blu-ray Discを使用すると、 VEGAS Pro によって Blu-ray 3D™ Disc が作成されます。詳しくは、次を参照してくださいタイムラインから Blu-ray Discへの書き込み

    プロジェクトの目的がプロフェッショナルな Blu-ray 3D™ Disc 複製の場合、VEGAS Pro では、2 つのファイルを別々にレンダリングすることにより(以下の[左のみ]および[右のみ]を参照)、フル HD の形式で左目と右目のコンテンツを準備できます。これは、デュアルストリーム 3D エンコーダなどの MVC エンコーダで読み取ることができ、Blu-print などのツールを使用してオーサリングできます。

  7. 設定

    説明

    プロジェクト設定を使用

    [プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスの[ビデオ]タブの設定を使用します。

    サイド バイ サイド (ハーフ)

    レンダリングしたビデオで 1 つのフレームに左目と右目の画像を含める場合は、この設定を選択します。

    左目と右目の画像は、使用可能な水平解像度の半分を使用して表示されます。

    YouTube 3D

    YouTube 3D はフレーム互換のビデオを使用するので、XDCAM EX、Windows Media Video、または MainConcept MPEG-2 などの YouTube と互換性のある形式を使用してカスタム レンダリング テンプレートを作成できます。カスタム テンプレートの場合は、ステレオスコピック 3D モードを[横並び(ハーフ)]に設定し、[左/右をスワップ]チェック ボックスをオンにします。これが YouTube 3D のデフォルトのレイアウトです。

    ビデオを YouTube にアップロードする場合は、 yt3d:enable=LR をタグとして追加して 3D 表示を有効にします。また、yt3d:aspect=16:9(または yt3d:aspect=4:3)を追加して、表示フレームのアスペクト比を設定します。

    サイド バイ サイド (フル)

    レンダリングしたビデオで 1 つのフレームに左目と右目の画像を含める場合は、この設定を選択します。

    左目と右目の画像は、水平解像度をすべて使用して表示されます。

    トップ / ボトム (ハーフ)

    レンダリングしたビデオで 1 つのフレーム内に左目と右目の画像を重ねて含める場合は、この設定を選択します。

    左目と右目の画像は、使用可能な垂直解像度の半分を使用して表示されます。

    トップ / ボトム (フル)

    レンダリングしたビデオで 1 つのフレーム内に左目と右目の画像を重ねて含める場合は、この設定を選択します。

    左目と右目の画像は、垂直解像度をすべて使用して表示されます。

    アナグリフ方式 (赤/シアン)

    アナグリフ方式 (アンバー/青)

    アナグリフ方式(緑/マゼンタ)

    左目と右目の画像にカラーフィルタを使用することで、アナグリフメガネを使用して、左目と右目の画像を分離できるようにします。

    ライン バイ ライン

    レンダリングしたビデオを代替線 3D モニタで表示する場合は、この設定を選択します。

    左目と右目の画像は、使用可能な垂直解像度の半分を使用してインタレースされます。

    チェッカーボード

    レンダリングしたビデオを DLP ベースの 3D モニタで表示する場合は、この設定を選択します。

    左目と右目の画像は、使用可能な水平解像度と垂直解像度の半分を使用して並べて表示されます。

    左のみ

    右のみ

    左目と右目の出力に対して別々にレンダリングを作成する場合は、[左のみ] または[右のみ] の設定を選択します。これらの設定は、出力形式に左目と右目で別々にレンダリングされたファイルが必要な場合に便利です。

    TIP バッチレンダリングスクリプトを使用すれば、プロセスを自動化できます。カスタムレンダリング テンプレートを 2 つ作成: 一方のテンプレートは[ステレオスコピック 3D モード]を[左のみ] に、もう一方は [右のみ] に設定します。その後、[ツール]>[スクリプトの作成]>[バッチレンダリング] を選択し、形式を選択し、2 つのテンプレートのチェックボックスをオンにし、保存先フォルダおよびファイル名を設定し、[OK] をクリックします。VEGAS Proは、各ファイルをレンダリングし、テンプレートの名前をファイル名に追加します。

    ブレンド

    左目と右目の画像をブレンドする場合は、この設定を選択します。この設定は、イベントを調整する場合に便利です。

    オーバーレイと背景をピクセル単位で 比較し、暗いほうのカラー値を明るいほうのカラー値から減算して、 新しいカラー値を生成します。

    垂直方向の調整を行って、垂直方向の相違を最低限に抑える場合は、この設定を選択します。

  8. 左目と右目の画像を入れ替える必要がある場合は、[左/右をスワップ]チェックボックスをオンにします。右目の画像が最初に表示される代替線ディスプレイを使用する場合、緑とマゼンタのアナグリフメガネを使用する場合、またはクロスアイフリービュー 3D を作成する場合に、この設定は便利です。

  9. 画像の映り込みが発生する場合は、[クロストークのキャンセル]スライダをドラッグします。たとえば、左目で右目の画像が見える場合は、 [クロストークのキャンセル] スライダを調整して補正します。

    プロジェクトの [ステレオスコピック 3D モード][サイド バイ サイド][トップ アンド ボトム][ライン バイ ライン][チェッカーボード] のいずれかに設定されている場合は、[フル解像度のレンダリング画質] ドロップダウンリストが [標準] または [最高] に設定されている場合にのみ、クロストークのキャンセルがアクティブになります。 アナグリフモードを使用している場合は、どの品質レベルでもクロストークのキャンセルはアクティブになります。

  10. 次の手順に従って、後で使用するためにテンプレートを保存します:

    1. [テンプレート]ボックスに、レンダリングテンプレートを識別するための名前を入力します。

    2. [テンプレートの保存]ボタンをクリックします。

    3. [OK]をクリックして、[名前を付けてレンダリング]ダイアログボックスに戻ります。

  11. [レンダリング]をクリックして、新しいテンプレートを使用してプロジェクトをレンダリングします。